和田秀樹氏 [受験の達人]
受験の達人といえば、「受験の神様」とも呼ばれることのある和田秀樹氏がいます。精神科医、評論家、大学教授、映画監督など様々な顔をもっており、自身の経験をもとに独自の勉強法を伝授しています。
そんな和田氏は、中学・高校のときには「落ちこぼれ」だったというが、これは超進学校である灘中・灘高での話。あくまで「灘基準」なので、あまり真に受けない方がよいでしょう。実際、東大理Ⅲに現役合格しています。
ただ、和田氏の勉強法には参考になる点もいろいろあるので、ほんとうの落ちこぼれも学んでみる価値はあります。例えば、偏差値40から東大に入る方法や、数学の成績アップ法など、勉強法に関する解説がたくさんあります。(一般書籍や教材を探してみてください。)
受験は要領であるというのが、和田氏の基本的な考え。自分は頭が悪いと思っている人も、氏の勉強テクニックを学べば、受験で成功するためのヒントが得られるでしょう。
吉永賢一氏 その2 [受験の達人]
“偏差値93”ということで有名なプロ家庭教師の吉永賢一氏は、記憶で重要な3つのポイントを次のように表現しています。
① つなげる
② またやる
③ 外に出す
(吉永賢一著『東大家庭教師が教える頭が良くなる記憶法』中経出版、より引用)
おもしろい表現ですね。この表現自体が頭にスーっと入ります。
「つなげる、またやる、外に出す」
「つなげる」というのは、よく知っている知識と関連付けることです。内容を理解したり、印象を深めるための作業です。
「またやる」というのは、復習することです。
おもしろいのが、「つなげる」と「またやる」は掛け算の関係だということです。つまり、非常に“よくつながって”印象深く覚えられた事は、「またやる」が少なくても長期間記憶できるのです。
「外に出す」は人に説明するなど、アウトプットすることです。
吉永氏の記憶法・勉強法の真髄は、「東大記憶法」で身につけることができます。(ザーッと概観したい場合は上記の書籍も有効です。)
吉永賢一氏 = 偏差値93、東大理Ⅲ合格 [受験の達人]
吉永賢一氏は、記憶の達人であり、受験の達人でもあります。
自身、偏差値93を取ったり、模試で満点を取ったり、東大理Ⅲに合格したりと、結果を出しています。本を書いているので、書店などでも名前を見ることがありますね。
吉永氏は独自に確立した記憶法を武器にして成果を上げました。記憶術ではなく、記憶法です。
吉永氏の考えでは、本来持っている記憶力と、技術としての記憶術を合わせたものが記憶法なんです。
ふつう、記憶術を推奨する場合、記憶術の事しか語らないのに、吉永氏のスタンスは違っているんですね。
『何歳でも記憶力は鍛えられる。だから、まず記憶力を鍛え、それでカバーできない部分を記憶術でカバーする。』
というスタンスです。
彼の記憶法の詳細は「東大記憶法」として公開されています。これまでに、500人以上の受講者がいるようです。
受講者の中には、高校の先生や家庭教師もいるとか。
そうかと思うと、12歳の子もいるんだそうです。
松平勝男氏 その2 [受験の達人]
既に紹介したように、松平勝男氏は勉強法・語学関係で幅広く教材を執筆されています。勉強法関係では、論理を重視した左脳系の記憶術や速読術が特徴的です。
そんな松平氏の比較的新しい教材に、
『試験合格プロジェクトを成功させる方法』
というタイトルの教材があります。
この教材はタイトルが示すとおり、受験を個人レベルのプロジェクトと捉え、プロジェクトマネジメントの手法を適用して合格に結びつけようという内容です。
プロジェクトマネジメントはビジネスや人生設計でも使う事のできる非常に汎用性の高い手法なので、まさに一生もののスキルです。
そのプロジェクトマネジメントを受験勉強に適用する方法の解説は、私の知る限りほかにありません。その意味で貴重な教材です。
このように、松平氏はオリジナリティの高い教材をいくつか出しています。
宇都出雅巳氏 = 高速大量回転法の提唱者 [受験の達人]
宇都出雅巳氏は「高速大量回転法」という勉強法を提唱しています。
(⇒ 「合格の方程式」)
「高速大量回転法」は復習を短時間で行い、その代わり復習の回数を稼ぐという方法です。1回の復習には余り期待せず、何回も復習を繰り返すことで知識を定着させるものです。
これは、確かに記憶の性質にマッチしており、効果があるんですね。1回でそんなに完璧には憶えなくてよいと思うことで、メンタル的にも気楽です。
また、復習を繰り返しているうちに、なかなか憶えられないところがハッキリして来ます。そうすれば、しめたもの。「ここの部分が憶えられない」とハッキリ意識する事で、かえって憶えてしまいます。
もちろん、高速大量回転法は難関試験で威力を発揮します。
松平勝男氏 = 受験・語学でマルチタレント [受験の達人]
松平勝男氏は受験の達人であり、語学の達人でもあります。
受験関係ではご自身がいろいろな資格試験に合格している他に、記憶術や速読術、勉強法の教材を執筆されています。特徴は左脳タイプのものが多いということでしょう。
左脳型記憶術
左脳型速読術
“左脳タイプ”は大人の脳の使い方にマッチしており、また、才能に関係なく習得できます。つまり、受験生が時間をかけずにマスターしやすいのです。
また、歴史に特化した記憶術を教えているのも特徴的です。
語学では通訳としても活躍されており、その言語は英語・中国語・ドイツ語・スペイン語・ロシア語など多岐にわたっています。
中村一樹氏 = 平成の資格王 [受験の達人]
「平成の資格王」と呼ばれる中村一樹氏は、452個もの資格を取得しています。その中には1つ受かるだけでもスゴイという難関試験も含まれています。
例えば、国家公務員Ⅰ種、公認会計士、社労士、行政書士、英検1級、・・・。
その資格のジャンルは多岐にわたっており、正しい勉強法を身に付けると何にでも適用できる事をうかがわせます。
中村氏は東大工学部卒ですが、そもそも東大に合格できたのも、とある勉強法に気付いたからだそうです。その勉強法が気になりませんか?
実は、中村氏は資格試験受験生の指導を行っており、その人数は2,000人以上にも及びます。また、最近では「資格試験最短合格勉強法」という教材も出して受験生をサポートしていますので、勉強法に悩んでいる方は調べて見るとよいでしょう。
中村氏は、試験本番の前日や当日に書店で初めて参考書を立ち読みしても合格できるようになったそうです。もちろん、試験の難易度によっても異なるでしょうが・・・。
中村氏の勉強法には、無駄な受験勉強をしないためのエッセンスが凝縮されています。